フィリピンとの外交は?

フィリピン新大統領が訪日されました。国民からの支持の高い方です。
フィリピンは、スペインがスペインのフィリップ国王にちなんだ名前を命名したスペイン領でしたが、米西戦争の結果、アメリカ領となり、戦前にはマッカーサーが総督であった複雑な歴史の国です。
今後の経済発展の支援を期待しての訪問であったと思います。世界の主要国の経済力を示す過去30年のGDPをみますと(下図)、1990年以降の中国の発展には目を見張るものがあります。一方で日本のGDPはドル換算ですので、凹凸はありますが、成長は止まっているように見えます。我々は、謙虚に振り返り、国の発展を阻害しているような規制があればこれを廃止し、また未来の産業に投資していく必要があります。

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一方、日本は資源がないにもかかわらず、国民の不断の努力で発展してきました。ただエネルギー源は、多くは外国からの石油、天然ガスに頼っており、その要のシーレーンはフィリピンとベトナムに挟まれた南シナ海上にあります。(下図:防衛省白書などによる)

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中国は、確かにアヘン戦争以来、屈辱を味わった事でしょう。しかしだからと言って中国の夢と称して、まず第一列島線から始めて沖縄や尖閣諸島まで手中にし、次に第二列島線まで中国の海とし、ゆくゆくは西太平洋を管轄したいとのかつての帝国主義的な発想は現代にはふさわしくないと考えます。日本は石油の禁輸が戦争のきっかけになった苦い経験があります。公海はすべての国に利用されるものであり、戦争のない平和な世界を築くため、守るべきルールはこれを守るべく、お互いが努力することが必要です。

 

 

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