お友達ファーストから都民ファースト、しかし本来は国民ファースト(1)

都議選の結果が出ました。千と千尋の神隠しならぬスガとニカイの安倍隠しがあろうと自民党の歴史的敗北の結果となりました。やはり加計学園に見られる政権からの行政への不当介入、各種の介入書類に対する隠滅と関係者への人格攻撃、そして共謀罪審議に見られる強引な国会運営、憲法改正発言に見られる今までの党の議論を無視した横暴な姿勢と御用新聞を見ろとの発言に見られる一国の総理の新聞の販売促進員まがいの倒錯ぶり、国会討論において平然と分かりませんという法務大臣、自衛隊からもお願いしますという憲法違反の防衛大臣等の任命責任、現在の政権の体質が忖度の度合いできまるお友達ファーストである事への国民の批判であることは各メディアの指摘通りと思います。

小池都知事の率いる都民ファーストの会が、不明瞭であったオリンピック開催地の透明化、豊洲市場の決定の経緯の明確化、都民のための見える政治化を取り上げた事はいい事だと思います。しかし、いつまでも自民党を批判するためだけに結論を伸ばして、無駄な200億を費やし、結局は豊洲市場を認めたと思えば、4500億円での売却を見込んでいた築地市場を食のテーマパークにするとの案は、かつて年金基金を投入して失敗したグリーンピア事業などの箱物行政の二の舞が懸念されます。しかも勝利した都民ファーストの会長をいきなり辞任、責任をもって新都議員を育てていくかと思っていましたが、これでは自民ファーストをつぶしたのは、自分ファーストだったのかと思われます。

さて、いよいよこれから国政の場でこれからの日本を議論する事になります。加計問題のような不当介入問題を議論する事は本来国として恥ずかしい事です。他国から見れば、日本は何という斡旋政治の横行する国と思うでしょう。文科省との議事メモ、当時の文科大臣への献金問題と内部告発者と推定する人物への偽造文書作成嫌疑、ワイドショーにとっては種が尽きず、御用コメンテーターも飯の種になり結構でしょう。ただし内閣改造でどれだけ延命を図ろうと、単なる当選年数を優先した顔ぶれにこだわる人はいない気がします。内閣改造には総理改造も含まれているかもしれませんが、国民は正面からこの国の問題に取り組む人を求めていると思います。

戦後、築き上げた日本を守り抜くため、国防に関する憲法問題、自由と民主主義の維持、皇室制度の維持、教育の在り方、次世代への負担軽減、経済発展は大事な問題と考えます。

まず、国を守るために憲法改正は必要と考えます。第二次世界大戦が終わって日本が占領体制下にあり、アメリカが世界の警察家であった時代はともかく、今や北朝鮮は中国や韓国の一部の支援の下、核ミサイルを開発、既に20数発の原爆を有していると言われます。対する日本はアメリカと中国に核開発の停止をストップするよう期待していますというのみ。またそれには国を守る自衛隊を憲法に書けばいいのでないかという発想。交戦権も戦力もない自衛隊という事が重大な矛盾であり、これで国を守れると考えているのでしょうか。

共謀罪(テロ等準備罪)の法案通過、2000年イタリアのパレルモで行われた署名条約の目的は、主としてマフィアなどの国際組織犯罪に対して共謀もしくは参加を罰する法律を各国が整備する事が要求しています。それを、政府はあくまで重大な犯罪(4年以上の刑罰を科する犯罪)に対し、何でもかんでも共謀罪を適用したいと考え、国家監視体制を築きたいのでしょうか。反対側は、テロに対してならば、すでに法律は充分できており、適用犯罪をむやみに広げて国民を何でもかんでも監視する事は、かつての治安維持法と同じでないのかと懸念を示しています。今のままで十分パレルモ条約に加入できるとの意見もあります。今後いかなる犯罪を対象とし、どのように共謀と立証するのかきちんと議論していく必要があります。

-その2-に続く予定です。宜しければまたご覧ください。

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