NHKとは日本反日協会なのか?日本の誇りをもっているのだろうか?

今年は終戦72年、毎年この時期には各テレビ局が戦争をテーマにした番組を放送します。NHKは、今年は731部隊に本土空襲、終戦後の樺太戦、インパール作戦を取り上げ、最後に終戦後の日本を取り上げました。昨年は東京裁判の裁判官たちとのドラマを取り上げています。戦争で一番苦しむのは国民であり、誰もが戦争をしたくないのは自明の理です。

世界では今なお、紛争が頻発し、多くの人々が難民となり、また自爆テロで多くの人々が苦しんでいます。また日本は今、北朝鮮の核開発と中国のアジア覇権政策の下で大変な危機を迎えています。今年のNHKドラマは、中国に気を使い、そしてアメリカ、ロシア、アジア諸国に気を配ったのかもしれません。番組は、最近、世界各地にある資料館を訪れて新資料が見つかった、新しい証言が得られたという事で制作していますが、枝葉末節に拘り、日本は愚かだった、軍人は悪い事をしただけとの極めて皮相的な番組作りになっています。

まず、東京大空襲、要は軍事工場への精密な爆撃ができないから、無差別に一般人を焼夷弾で焼き尽くす作戦をしただけの事です。これは明確な国際法違反であり、勝てば官軍でしょうが、アメリカの戦略を称えるかのようで、国民から金を徴収する放送局の姿勢として、おかしいのではないですか。作戦実施者のカーチス・ルメイでさえ、罪の意識を持っていたはずです。東京大空襲は、さらに一般人が逃げられないよう周囲から焼夷弾を落とす方式など、まさに非人道的行為そのものです。しかも番組では報道されていませんが、カーチス・ルメイは1964年日本政府から勲一等旭日章を与えられています。真に平和を望む番組なら、戦争とはいえ、一般人を無差別攻撃した非人道性を訴え、どうして日本政府が勲章を与えたかを報道すべきでしょう。現状においては、日米安保は極めてアジアの安定と日本の国防には必要なものです。だからと言って非人道的な戦略を称え、何もできなかった日本を貶めるように番組を構成するなど論外です。

次に、終戦後の樺太戦、番組は、終戦の翌日に海岸に上陸したソ連軍を日本軍が攻撃したために戦闘になり、樺太軍参謀長が最後に無益だったとして、日本軍の愚かさを伝えるとともに、今回番組で、これらの事実を明らかにしたと自賛しています。しかし、樺太戦は、既にそれなりの著作もあります。さらには真岡電信局の女性の自決は、「氷雪の門」として映画も作成されており、当時の日ソ交渉の妨げになるとの配慮もあり、上映されませんでした。ソ連軍は、8月9日に日ソ中立条約を破り、対日宣戦布告、10日に樺太侵攻命令を出しました。15日のポツダム宣言受諾後もソ連軍は侵攻をやめず、このため樺太師団に対して樋口軍司令官は、侵攻してくるソ連軍の狙いは北海道の侵攻にあるとして、自衛のため樺太死守を命令しました。日本軍は停戦交渉をしましたが、ソ連軍は拒否、日本の軍師さえも処刑されることがありました。樺太はソ連軍の攻撃に備えていなかったために極めて悲惨な結果となりました。千島列島の最北端の占守島は米軍の攻撃も想定されていたために、ソ連軍が8月18日に攻撃してきた時、これを防御する事ができました。そしてトルーマン大統領が北海道はマッカサー将軍が管理する事を伝え、8月22日に現地で停戦交渉が決まりました。しかしながら、その後もソ連軍は南樺太と北方4島までを占拠したのが事実です。

特に樺太戦での一般人の被害、また義勇兵として戦場に立た人の苦労を思う時、戦争は二度としてはならないと思います。しかし、この悲惨な結果は、敗戦の受諾を無視したスターリンの非道性であり、シベリア抑留や満州居留民への非道なふるまいにも共通するものです。もし樋口軍司令官が迎撃命令を出さなければ、たぶん北海道までソ連軍に進駐され、北海道は今の北朝鮮のように分断されたものと思います。国の分断がいかに悲惨であるかは今の朝鮮半島やかつてのドイツを見れば明らかです。樺太戦で亡くなられた方々は、誠にお気の毒ですが、しかしその方たちの犠牲があって、今の日本がある事を知り感謝する事が大切であると思います。決して愚かな司令官の命令による愚かな無駄死にでなかった事、今はただ御魂の安らかならん事を祈るばかりです。樋口将軍は、杉原千畝氏にさきだって多くのユダヤ人を救い、キスカ島の撤退を行っています。決してその判断は間違っておらず、国を救ったものと思います。

NHKの制作者は、単なる歴史の一部分を報道して、まるで自国の軍人が愚かだったから、国民がいつも悲惨な結果になるという愚かな歴史観からもう少し勉強すべきだと思います。インパール作戦は、牟田口中将の確かに無謀な作戦と思われます。実際に部下であった小畑参謀長や佐藤師団長は、その無謀性を指摘して解任されてます。また一方で戦闘に参加した宮崎少将のように負け戦でも戦場を見極めた指揮官もいます。戦争はその指揮官の指導力が大事と思います。優れた部下たちを取り上げず、ただコメントが欲しいために、戦争の悲惨さのみを取り上げる。いかなる戦争においても常に立派な軍人もいます。国営放送局なら樋口中将や宮崎少将、インドネシアなら今村大将こういう方々も公平に取り上げ、戦争における人道や正義とは何かを追求すべきだと思います。ただちょろっとした一断面で、先人たちは愚かだったという国営放送は、日本を貶めるだけのものであり、まして受信料どころか逆に補償費を返してもらいたいくらいです。

参考:Nスぺ

ドラマ東京裁判(2016)

本土空襲 なぜ日本は焼き尽くされたのか(2017.8.13)

樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇(2017.8.14)

戦慄の記録 インパール(2017.8.15)

 

 

ブログ

129